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トランスパレント・ベネチアン・レッド

    • 化学物質の概要: ベンズイミダゾロン

    • 顔料番号: PBr25

    • 耐光性評価: ASTM I

    • 顔料の不透明度: 透明

    • 絵の具の不透明度: 透明

    • シリーズ3

    トランスパレント・ベネチアン・レッドやパーマネント・マルーンは、両者共にベネチアン・レッドと混ぜることで、光の当たっている、または陰になっている深く土のような赤色を表現することができます。昔の巨匠達は、影の部分は暗く透明度があり、明るい部分は不透明で、その中間色はこの二色をぼかし混ぜあわせ、キャンバスの質感を使って色の移り変わりを表しました。ぼかしの技法は、通常明るい色を乾いた下地の色の上に薄く塗り、下の色が見えるように上塗りをすることを言います。そしてこの技法は、キャンバスの質感がある方がうまく上のレイヤーを作ることができます。例えば、小さなキャンバスに、横から光が当たっている布が畳まれている絵を描いていると仮定します。全体はトランスパレント・ベネチアン・レッドで、そこに少しのベネチアン・レッドを織られた布の質感を出す為に加えます。これは暗さや透明度を妨げない程度に行います。そしてこのレイヤーの絵の具が乾くまで待ち、ベネチアン・レッドでぼかしの技法を使って、中間の明るさを作っていきます。そしてアッシュ・ピンクでベネチアン・レッドを明るくして、明るいトーンを作っていきます。この例ではベネチアン・レッドを使いましたが、トランスパレント・ベネチアン・レッドを使ったり、その他の透明な暗めの色を下地に使ったりすることもできます。 

    トランスパレント・ベネチアン・レッドやパーマネント・マルーンは 、両方共上記のようなテクニックを使うこともできますが、トランスパレント・ベネチアン・レッドには、手頃な価格であるという利点があります。高価な顔料をそのユニークな特質のため使わなければならない場合もありますが、それほど必要でない場合に使える手頃な絵の具があると助かります。それに、ここで注釈を入れておきたいことは、それぞれの顔料の値段によるグレードの違いは、相対的な品質にそれほど関わっているわけではありません。それよりも製造段階のコストがかかることが多いのです。ある顔料は原材料の値段が高い場合や製造が難しく、それにかかる時間が長いという場合があります。 

    トランスパレント・ベネチアン・レッドの他の使い方として、とても効果的なのが   MM24イリディーゼント・メディウム やイリディーセント・ホワイトと混ぜて色を明るくすることです。この濃厚な赤みのあるブラウンは、その透明度の高さのおかげでイリディーセントの効果がとても美しく、金属などの質感を出すさいに非常に便利です。バリエーションとしてマティスのメタリックカラー、メタリック・ブロンズ、メタリック・コッパー、メタリック・ゴールドなどを、金属の色に応じて使い分けることもできます。トランスパレント・ベネチアン・レッドは、暗い金属部分などに素晴らしい効果を表します。この色は多様な才能を持っており、暗い赤色から、暗めの土の色、そして金属系の色などと上記に挙げましたが、その他にもウルトラマリン・ブルーと混ぜて深く輝かしいバイオレットが作れます。これらの色は近年手に入るようになったのですが、すでにこの色が無い昔を考えられないほどになっています。 

    下記の商品とサイズでご利用いただけます。

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