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サザンオーシャンブルー

    • 化学物質の概要:塩素化銅、フタロシアニン&銅フタロシアニンの混合

    • 顔料番号:PG7 PB15.3

    • 耐光性評価: ASTM I

    • 顔料の不透明度: 透明

    • 絵の具の不透明度: 透明

    • シリーズ2

    サザン・オーシャン・ブルーは、海の奥深くの色で、ターコイズ色を深くしたような色です。この色はフタロシアニンのブルーとグリーンの混合で、透明度の高いとても暗いターコイズ色になります。そして、20世紀以前のアーティストにとっては、 透明度と保存力が高いこのような青味がかったターコイズ色を、手に入ることはできませんでした。フタロシアニンは、アーティストに非常に高い恩恵を与えています。 

    なぜなら、これらの顔料は、化学者によって実験室の中での実験によって出来た製品で、私たちは、人工的な染料を人為的な色のように考えがちですが、本来はもっと複雑なものなのです。これらの化合物は有機色と呼ばれています。それは分子の中に炭素の原子が含まれているからです。現実に、この有機物は、自然に人体の中で発生する化合物ととても近い関係があるのです。キナクリドン顔料、パイロール、そしてフタロシアニンは特に、人間の胆汁の変形型になります。この自然の胆汁の着色剤のことをパイロールと呼び、その名称は私たちが使う合成の赤顔料の名前の由来になっており、化学的に構造がとてもよく似ているのです。 

    これらのパイロールのようなアーティスト顔料は、耐光性に非常に優れた特徴を持っています。パイロール・レッドを例にとってみても、カドミウム・レッドよりも光に対する耐光度を持った初めての赤顔料であったり、サザン・オーシャン・ブルーに入っているフタロ・ブルーは、その他の顔料が保存性に高いかどうかを見るための耐光性評価のシステムの基準として使われていたりします。フタロ・ブルーと同じぐらい耐光性が高い場合は、最高の耐光性の範疇とみなされます。 

    サザン・オーシャン・ブルーは、風景画家や海洋画家など、いろいろなジャンルで使われます。名称から深い海の色がほのめかされるように、コバルト・ターコイズと混ぜることでとても広い範囲の深いグリーン・ブルー、ブルー・グリーンの色を作り出すことができます。オーストラリアン・ゴースト・ガムで色味を明るくことで、寒々した海に見られる中間から明るめのターコイズ色が作れ、嵐の中でのブルー・グリーンはオーストラリアン・サーモン・ガムにサザン・オーシャン・ブルーを混ぜて作ることができます。 

    そして熱帯地方の海を作るには、サザン・オーシャン・ブルーにコバルト・ティールを混ぜて、インクの様な暗い、例えばグレート・バリア・リーフなどのサンゴの海の外側の色にはコバルト・ティールを少なめに、そして透きとおった水の色、サンゴ礁のあたりにはコバルト・ティールをたくさん混ぜて作ります。イエロー・ライト・ハンサからコバルト・ティール、そしてサザン・オーシャン・ブルーで、もっと浅い海の色を作ることができます。 

    風景画家のアーティストもこの色を楽しむことができます。まず森林の緑を作ることから始めてみましょう。とても美しい深いグリーン、透明度の高いフッカーズ・グリーンのような色を作るには、サザン・オーシャン・ブルーにトランスパレント・イエロー・オキサイドを混ぜて、中間的な芝のグリーンはイソ・イエローを混ぜることで作れます。とても明るい緑、カドミウム・グリーンのような色を作るには、カドミウム・イエロー・ライトまたはビスマス・イエローを混ぜて作れます。サザン・オーシャン・ブルーは、グレート・オーシャンや南オーストラリアを、大型帆船に乗って地球を一周するような詩的な美しさを呼び起こすことでしょう。そして同時にトロピカルな海や森林の中にも発見できる色です。この色は全ての四季の色でもあります。

      

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