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オーストラリアン・オリーブ・グリーン

    • 化学物質の概要:フタロシアニン・グリーン、ジアリライドイエロー、合成酸化鉄、アモルファスカーボン

    • 顔料番号: PG7 PY83 PR101 PBk7

    • 耐光性評価: ASTM I

    • 顔料の不透明度: 透明

    • 絵の具の不透明度: 透明

    • シリーズ2

    オリーブ・グリーンは、何世紀もの間アーティストにとって必要な色とされてきました。しかし、この色を混色で作る際、マラカイトのように青みを持っていたり、青との混色で安定性のないガンボージなどの黄色を使ったりしなければなりませんでした。未だに単体の顔料で、信頼の置けるオリーブ・グリーンはありませんが、今日、絵の具の製造会社では保存力の高い顔料を混ぜてこの色を作ることが可能です。 

    この色は、自然の植物やブッシュランドに見つけることができるため、アーティストに好まれる色です。そして軍隊の中でもこの色は何年もの間使われてきました。ある時期これらのユニフォームが明るい青や赤だった時があります。攻撃を受けて負傷した際に血がわかりにくいことと、敵の兵士の攻撃が当たったと思わせるため、英兵の軍隊服は赤だったのです。さらに軍人達が味方を打たないようにする助けにもなっていました。18世紀には、特別なユニットが形成されてくすんだ色のユニフォームでのオペレーションが始まりました。1850年代にはインドの軍人が、ターゲットになりにくいカーキー色に染めた軍服を使用し始めました。1990年代になって初めて天然色の軍服が軍の間で認められるようになりました。自然のカモフラージュについて研究をしていたアボット・ハンダーソンというアーティストが、アメリカ当局にカモフラージュの柄をアメリアカ対スペインの戦争の際に使用することを納得させました。はじめ彼はグレーを使っていたのですが、のちにオリーブ・グリーンを取り入れました。1909年に発売されたセイヤーの本、カモフラージュのセオリーは、すべてモダンなカモフラージュの論理に沿っています。オリーブ・グリーンのみの一色よりも柄になっている方が効果はあると言う事ですが、USも含むある軍隊では、今でもオリーブ・グリーンのみを使ったものも特定の状況では使われています。アメリカの軍隊の使うこの色の正式名称はオリーブ・グリーン107、OG107です。 

    オーストラリアン・オリーブ・グリーンはアメリカのものよりも暗めの色になっています。なぜならオーストラリアの森林は色味が暗いためですが、それ以外に暗めの色の方がアーティストにとって扱いがしやすいからという理由です。通常色を明るくする方が暗くするよりも容易だからです。軍の使うオリーブ・グリーンにする場合は少しのイエロー・オキサイドを加えると良いでしょう。 

    オーストラリアン・オリーブ・グリーンは、グレーよりも緑色が強い海岸沿いの森林や、乾燥した内陸の青みがかった色などに使います。

    オーストラリアは広大な大陸です。レインフォレストや湿地の硬葉樹林などもあります。硬葉樹林は丈夫で多様な森林の事で、サバンナはオーストラリアでは一般的に見られます。しかし、これらは地中海やカリフォルニア、チリ、サウスアフリカなどでも見られます。ユーカリやアカシアの木は典型的な木の種類と言えるでしょう。オーストラリアン・オリーブ・グリーンは、これらの環境に見られる色を作るのに非常に役に立ちます。いろいろな黄色と混ぜてみてテストをする価値は、十分にあります。イエロー・オキサイドと混ぜると中間のオリーブ・カラーに、オーレオリン・イエローと混ぜるととてもリッチなグリーンになります。オーストラリアン・シェンナでは、土の質感を思わせる暗い葉の色や、影の色になります。最も暗いオリーブ・グリーンで影を作る際はトランスパレント・レッド・オキサイドと混ぜると良いでしょう。ユーカリの葉のようなグレー・グリーンを作る場合はアッシュ・ピンク、オーストラリアン・スカイ・ブルーやオーストラリアン・ブルー・ガムなどを混ぜるとそれぞれ素晴らしいバラエティーあふれる葉の色ができます。 

    アーティストが悩まされる混色の中に、鳥や蝶などの持つ虹や玉虫のような光沢を表すというものがあります。その中にはたくさんの方法がありますが、オーストラリアン・オリーブ・グリーンで特に一般的なものが作れます。鳥の中にはカモフラージュ色を交えているのに光沢も持っていることが多くあります。その際にはオーストラリアン・オリーブ・グリーンにメタリック・ブロンズを混ぜた後に、それぞれの色彩を足して色を作るという方法です。このブロンズ・グリーンは想像の世界や抽象画などにも非常に効果を表す色です。 

    下記の商品とサイズでご利用いただけます。

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