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トランスパレント・アンバー

    • 化学物質の概要:トランス合成レッドオキサイド

    • 顔料番号: PR101

    • 耐光性評価: ASTM I

    • 顔料の不透明度: 透明

    • 絵の具の不透明度: 透明

    • シリーズ3

    トランスパレント・アンバーもまた感嘆を上げるような色なのです。アース・カラーは、1000年もの間あまり変わらない色なのですが、アーティスト達は、アース・カラーを古代の色と思いがちです。しかしながら、その状況はもっと複雑なのです。 

    現在販売されている絵の具の、ロー・シェンナとロー・アンバーは、18000年前のアーティストによってフランスの洞窟で使われていた色、ロー・シェンナとロー・アンバーとほとんど変わりません。レッド・オキサイドとイエロー・オキサイドは、合成で作られたものによって、20世紀に純度が高められました。しかし、自然のものと、合成のものの差は、本当に小さな違いなのです。一方、トランスパレント・アンバーは、本当に違うのです。 

    自然の顔料で、トランスパレント・アンバーのような見た目と作用をするものはありません。これは完全に近代の化学産業の発明品で、それは車産業やその他の産業で新しい色を求められたための開発でした。車は直射日光に10年以上もさらされるものですので、 耐光性が高い絵の具が求められます。トランスパレント・レッド・オキサイドとトランスパレント・イエロー・オキサイドは、これらの色や美しさ、耐光性の条件を満たしていた為、理にかなった次のステップとして、トランスパレント・アイアン・オキサイドで暗いブラウンの開発が行われました。 

    合成されたトランスパレント・アイアン・オキサイドは、自然の土と比べると透明度を増しとても違った反応をします。自然の・アイアン・オキサイドには、不揃いの顔料粒子を含んでおり、不透明なのが自然です。しかし、自然のイエロー・オーカーは、最低20%のイエロー・アイアン・オキサイドを含むことができます。これらの色の透明度はトランスパレント・イエロー・オキサイドと比べて透明絵の具ではありませんでしたが、半透明と呼ばれていました。何故なら母岩にイエロー・アイアン・オキサイドが入っていたからです。これはトランスパレント・シリケートでした。その反面合成のオキサイドは、とても純粋でした。透明度は顔料の粒子のサイズで決まるからです。粒子がとても小さいと透明になるのです。そのためトランスパレント・アイアン・オキサイドはとても美しく、アーティストに多大な利点を与えます。 

    アーティスト達が美しい色を熱愛するように、色の使いやすさはアーティストの絵の具箱に入る色かどうかを決定します。トランスパレント・アンバーの場合、その使いやすさのため、バーント・アンバーに変わる可能性を持っています。この色は多くの場合、オリジナルのバンダイク・ブラウンのような作用があります。ルーベンスがバンダイク・ブラウンを使っていた時のように。バンダイクという名前がもっと不透明な絵の具に引き継がれたことと違い、オリジナルは、とても透明度が高くルーベンスが特に好んだ特徴でした。残念なことに、透明度を得るのは高価で、自然色の原料の保存性は、ルーベンスが望んでいたであろうと思われるほどではありませんでした。彼はきっと現在のトランスパレント・アンバーの透明度を抱きしめたくなることでしょう。何故なら彼の望んだ透明度と保存性を持ったアース・カラーだからです。 

    暗い透明なブラウンの最も重要な使用方法の一つは、薄いロー・アンバーの下塗りの上にトーンのレイヤーをつけていくことです。昔の巨匠の描いた暗い部分は、薄い透明絵の具で、中間や明るいものほど不透明で厚塗りになっていき、一番明るいハイライト部分は、インパストになっていきます。 

    油絵の具の画家たちは、これらのテクニックを、何層ものレイヤーを繰り返すため油絵の具の乾燥にそれぞれ時間がかりることから、何百年もの間放置しています。アクリル絵の具は乾燥が早いため、これらの昔のテクニックを油絵の具と比べると、時間をかけずに再現することが可能です。アクリル絵の具は色のレイヤーで良い成果を得られます。何故なら油絵の具よりも濃度が自然に低くなるためです。そのため何層ものレイヤーで色の豊かさと深みを表すことができます。 

    トランスパレント・アンバーは、バーント・アンバーのように他の色を暗くすることに使うことができます。この色の透明度のため混色された色のアンダートーンはとても美しいものになります。

      

    下記の商品とサイズでご利用いただけます。

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