スキントーン・ミッド
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化学物質の概要: アリライドイエローと酸化鉄の混合
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顔料番号: PY74 PR101 PY42
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耐光性評価: ASTM I
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顔料の不透明度: 不透明
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絵の具の不透明度: 不透明
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シリーズ1

人物画は、とても長く尊敬された歴史を持っています。それはギリシャやエジプト文明まで遡ります。中世紀には、宗教的な図解書や、王族の肖像画が出現してきます。しかしながら、肖像画の新手法がたくさん発展したのは、ルネッサンス期でした 。伝統的なミニチュアの肖像画は、写真の出現までとても人気のあるものでした。
現代、古代、両方の肖像画家が同じように挑戦しなければならなかったことは、現実味のある肌の色を作り出す能力でした。肌にはたくさんのトーンや、違う光の下で繰り広げられる様々な色が混ざりあっています。
この問題への答えとして、マティスでは、ライト、ミディアム、ダークの三色の肌色ベースを特別に作っています。スキントーン・ミッドは、名前の通り中間色の肌色のベースになります。この色は、ミッド・イエロー・アゾ、トランスパレント・アンバー、そしてイエロー・オキサイドを混ぜて作られています。
この色はチューブから出したそのままでももちろん使えるのですが、他のマティス・カラーを使って色味を変え、深みやハイライトなどを作るようにデザインされています。なぜなら、人の肌は一色の平坦な色であるはずがないからで、アーティストはその深みや色味の違いを表現しなければならないからです。
方法としては、マティス・スキントーン・ミッドをベースとして、何色かの色を混ぜてバラエティのある色味を作っていくことです。実物、または写真を見ながら、これらの微妙な肌色の違いの混色を作っていきます。混色をする際は、明るい色に少量の暗い色を混ぜることで、暗い色に明るい色を混ぜるよりも効率的に混ぜられます。
肌色は、対象者を見ずにどのような色と混ぜれば良いかと提案しにくいのですが、この色に混ぜて肌色を作る色として:チタン・ホワイトやカドミウム・レッド、カドミウム・イエロー・ミデアム、イエロー・オキサイド、バーント・シェンナ、バーント・アンバー、コバルト・ブルー、フタロシアニン・グリーンなどが挙げられます。
実験的に肌色を作ってみたい場合は、アーティスト自身の手の色を見本として色作りをすると良いでしょう。
下記の商品とサイズでご利用いただけます。
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