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ローアンバー・ディープ

    • 化学物質の概要: 天然酸化鉄、アモルファスカーボン

    • 顔料番号: PBr7 PBk7

    • 耐光性評価: ASTM I

    • 顔料の不透明度: 半透明

    • 絵の具の不透明度: 半透明

    • シリーズ1

    ロー・アンバー・ディープは、ロー・アンバーよりは暗い色で、アンバーに黒を混ぜた色です。この色は、昔の巨匠たちがデッサンで使ったインクの色、ビスタ色に似た色です。ビスタ色とは、ブナ材を炭にして煮沸によって色を取り出しインクを作り出したものです。 

    木を燃やす加減によっては、黄色みを帯びたブラウンになるのですが、最も貴重な色はロー・アンバー・ディープに似た暗い色でした。ビスタ色は、ルネッサンス期のレオナルド・ダヴィンチから19世紀の画家たちのデッサンによく見られます。この名前は今でも使われていますが、オリジナルのブナ材から作った顔料は、限られており全て手作りで、限られたアーティストのために特別生産されています。 

    昔の巨匠がデッサンで使ったビスタインクのように、ロー・アンバー・ディープは美しい深いブラウンで、絵を描く下書き、アンダーペイントに使えます。伝統的な肖像画の描き始めは、白の下塗りをしたキャンバスに、透明なアース・カラーで下描きしました。この方法は、インプリマトゥーラーと呼ばれました。ロー・アンバーは、油絵の具画家にとってとても良い選択の色です。なぜなら、ロー・アンバーやバーント・アンバーは、そのブラウン色をマンガンの不純物からだし、そしてこのマンガンが絵の具の乾燥を早めます。薄く早い乾燥の絵の具を、厚く乾燥の遅い絵の具の下に塗ることは、常にベストの選択と言われ、それをファット・オーバー・リーンというテクニック名で呼ばれています。この薄いレイヤー、またはインプリトゥーラーの上に、アーティストは濃い色味の部分を塗っていきます。ロー・アンバーは、この段階での良い選択です。また、黒とグレーでこの段階を踏むテクニック、グリサイルという方法もあります。この暗いエリアの下塗りは、まだ薄い塗り方で塗られますが、インプリトゥーラーほど薄くはないため、下の明るい部分に対比して暗い部分が明確になります。これらの昔の巨匠たちのテクニックは、油絵の具では、それぞれのレイヤーの乾燥に時間がかかるため、19世紀になくなっていきました。その反面、アクリル絵の具は乾燥が早いため、油絵の具では、数週間から数カ月かかる何層かのレイヤーを1日で終わらせることが可能です。 そのため、昔の巨匠たちのテクニックを、今日の時代の流れの早い現代でも、実践的に提案できることになりました。それもアクリル絵の具の技術開発の進歩のおかげです。油絵の具のように、アクリル絵の具は、それぞれの色の乾燥時間の問題を気にすることなく色を選べるため、バーント・アンバーやロー・アンバーを選ぶことは最もありそうな選択です。さらに、これらの色は他の肌色などと相性が良くこの理由からも下塗りやインプリトゥーラーに選ばれる色です。 

    下塗り以外の用途として、ロー・アンバー・ディープは、他の色を暗くするのに最適の混色用の色になります。フタロ・グリーンとマティス・ローズ・マッダーと混ぜることで、とても柔らかいブラウン系のブラックを作り出します。とても美しく暗いブラウンとして使うことができます。 

    下記の商品とサイズでご利用いただけます。

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