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マティス・スカーレットDPP

化学物質の概要: ジケト・ピロール・ピロール

顔料番号: PR256

耐光性評価: ASTM I

顔料の不透明度: 不透明

絵の具の不透明度: 不透明

シリーズ7

 マティス・スカーレット・DPPは、驚くべき色です。DPPという名前は、ピロール顔料と言う化学名から来ています。DPPの正式名称は、ジケト・ピロロ・ピロール(Diketo Pyrrole Pyrrole)と言います。これは、生物学的な顔料で、胆汁に見つけることができる顔料に関連しています。1974年に合成色素が偶然見つけられ、1983年に特許が取られました。ピロール・レッドは1990年代からアーティスト・ペイントとして使われ続けています。さらに高級車のペイントとして使われており、顔料の高性能で成功した事で、化学者達にオレンジから深いクリムゾンの色まで、いろいろな色調の色を開発させる事につながりました。これらは、すべてカドミウムに匹敵する素晴らしい耐光性を持つ、という有益な特徴を示し、カドミウムよりも混じり気がなく綺麗で力強い色です。

ピロール顔料の広まりは、ヴァーミリオンがカドミウム・レッドに少しずつ変わっていったのによく似ています。その当時、この新しい顔料の数点の利点は理解されたのですが、高価であることでこの色の広がりは初めゆっくりと進みました。しかし、この色を好きになるアーティストたちは、だんだん増えていき、そして定着していきました。本物のヴァーミリオンは、毒性を持っているため健康問題を危惧されており、今では伝統的なヴァーミリオンは、古典派の巨匠の作品などを修復する時など、とても限られた分野でのみ使われています。これに似た状況で、カドミウムの健康問題を考えると、将来的にEUなどでの規制がかけられる可能性は高くなります。幸いにも、ピロール・レッドとオレンジをアーティスト達は、代わりの色として使うことができます。 

最近アーティストにとって望ましい色である、とピロールが脚光を浴びたのが、ジャクソン・ポロックの今まで知られていなかったとされる、たくさんの絵が発見された時でした。これらの絵は1940年ごろの作品と噂され、そしてそれに続く絵の具のテストで、絵に使われている絵の具にピロール・レッドが使われていることが明らかになりました。ピロール・レッドはポロックの死後、数十年後にしか手に入らない絵の具です。贋造者は、顔料のセンスは良かったのですが、歴史の知識はあまりなかったと見られます。

マティス・スカーレット・DPPは、混じり気のないとても綺麗で力強いスカーレット・レッドです。明るい分布の赤などは、特に混じり気がない色ほど原則的に良いとされています。アーティスト達が、新しい混じり気のないクリーンな色と落ち着いた色を比べると、しばしば落ち着いて抑えられた色を好む事が多いですが、忘れてはいけない事は、少しの補色をそのクリーンで綺麗な色に加えることで、簡単に落ち着いた色を作ることが出来るのですが、落ち着いた色に何を混ぜてもクリーンで綺麗な色を作る事はできません。言い換えれば、とても綺麗で純粋な色は、アーティストにとって広い用途で使う事ができ、とても綺麗で強い色が必要な時にも役立ちます。マティス・スカーレット・DPPにはこの実用性が備わっています。この贅沢な色は、ポートレートや人物画などを描く際に、伝統的な巨匠たちの使ったヴァーミリオンに取って変わる事ができ、それと同時に無害です。この色は他の赤と同等またはそれ以上の永続性で、それは全てのテクニックに於いてふさわしい事でしょう。 

下記の商品とサイズでご利用いただけます。

ストラクチャー • 75ml • 250ml • 500ml
フロー • 75ml • 500ml

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