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ジオキサジン・パープル

    • 化学物質の概要: カルバゾールジオキサジン

    • 顔料番号: PV23

    • 耐光性評価: ASTM II

    • 顔料の不透明度: 透明

    • 絵の具の不透明度: 透明

    • シリーズ3

    ジオキサジンは、初期のアクリル絵の具の色展開に含まれていたオリジナルのバイオレット色です。とても綺麗で深い味わいのあるバイオレット色で、アーティスト達にとても好まれました。この色はカルバゾール・バイオレットとして知られており、この両方の名前は同じ顔料のことを指しています。ピロール顔料と化学的にとても近く、大量生産がされており、アーティストの絵の具として使われているのはほんの一部です。なぜならこの色の基盤となる染色の力がとても強いということで、高度に濃縮されたものは黒に見えるため、黒のインディアン・インクとして販売されています。これは新聞社などで使われている安価なインクになります。アクリル絵の具としては、アーティストにとって要望の強い綺麗なバイオレット色になるような製法で作られています。 

    この色は完璧なのですが、耐光性の度合いはASTM IIを示しています。これは少し誤解を招く場合があります。それぞれのASTMのランクは、それぞれ色に応じた広帯域の耐光性です。そのため、ASTM Iの顔料、例えばフタロシアニン・ブルーなどは変色なしという結果が出ています 。または、80−100年の間ほとんど変化を感じ取ることができないという結果なのですが、イエロー・オキサイドを見てみますと200年以上かけてやっと感じ取れることのできる変化が起こるという結果が出ています。全てのASTM Iは耐光性がチューブから出したそのままの色、または白で淡色にした色の両方がこの耐光性を持っているとしています。色は淡色化された時に変色の恐れが多く現れます。ASTM IIの色はそのままの色では変色はないのですが、白に混ぜられた淡色になった際に変化が現れるということです。ジオキサジン・パープルは、ASTM IIとランク付けされていますが、その中でも一番上で、業界での評判も良く、ごく少量の変色が見られますが、それはとても薄く仕上げられた淡色になった時の話になります。要約すると、ジオキサジン・パープルはとても耐光性の強く、アーティストが安心して使える色であるということです。 

    21世紀になって、顔料の選択肢は非常に多くなり、アーティストたちにとって、限られた色の範囲しかない状態が考えられなくなっている状況です。19世紀にはその状況下で、良いバイオレットの顔料が手に入らなかったため、バイオレットは混色で作られていました。今日のそれに変わるたくさんの選択の中で、ジオキサジン・パープルは業界の基礎となり、プラスチック製品や、印刷インク、床用の素材、織物、ゴム、ハウスペイント、産業や自動車の塗料などに使われています。 

    アーティスト達は、常にバイオレットから柔らかいラベンダー色、藤色、そして初期の貴族や王族の肖像画家にとって支柱となり好まれた、深い帝国のパープルを重んじていました。印象派の時代からは、このバイオレットがアーティストにとって違う重要な意味を持つようになりました。印象派の画家たちが、黒の代わりにバイオレットを影に使い始めたことで、モダンな時代の明るく魅力的な絵画への重要な役割を果たしていると言っていいでしょう。ジオキサジン・パープルは、印象派のような色を出すのに素晴らしい出発点と言っていいでしょう。ウルトラマリン・ブルーと混ぜてブルー寄りのバイオレットを作ったり、マジェンタ・クゥイン・バイオレットと混ぜて暖色系のバイオレットを作ったり、またはそのままで深みの有る暗いパープルを作ったりできます。ジオキサジンはマジェンタ・ライトやパーマネント・ライト・バイオレット、オーストラリアン・スカイ・ブルーなどと混ぜて明るめの色を作ることができます。常に覚えておきたいことは、とても薄い淡色を作る際はチタン・ホワイトを混ぜますが、通常色を明るくする際には、元の色に近い色を混ぜたほうが良いということです。ジオキサジンは万人のパープルまたはバイオレット色で想像できる限りのバイオレット色を作ることが可能です。 

    下記の商品とサイズでご利用いただけます。

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