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コバルト・ターコイズ

    • 化学物質の概要: コバルト・アルミニウム・クロムの酸化物

    • 顔料番号: PB36

    • 耐光性評価: ASTM I

    • 顔料の不透明度: 不透明

    • 絵の具の不透明度: 半透明

    • シリーズ4

    コバルトが1755年に元素として特定された後、1780年にスウェーデンの化学者スヴェン・リンマンが初めのコバルトの顔料、コバルト・グリーンを開発しました。この顔料は比較的弱く、アーティスト・カラーとしてのみ使われていました。コバルト・ブルーは1802年になって、フランスのテナールによって開発されました。19世紀半ばには2種類以上のコバルト・バイオレットが入手可能になり、そしてイエロー、さらに20世紀には新しいコバルト・グリーン、セルリアン、ターコイズなどのコバルト顔料が開発されました。コバルト顔料は、その他の顔料に比べて耐光性の高さに優れているという評判がありました。 

    とても近い同種の色、セルリアン・ブルーPB36やコバルト・ターコイズは、コバルトとクロムの化合物です。これは、クロムに含まれる着色剤がとても綺麗なエメラルドグリーンである事に関係しています。マティス・カラーではこのコバルト顔料を、グリーン寄りのターコイズ色から、深いブルーの色味まで使っています。これは海を描く画家にとって、深海の水が、緑がかったターコイズ色や、深いブルーのコバルト・ターコイズ色を見せることからも、とても重要な色になります。マティスのコバルト・ターコイズは、風景画家にとっても、重要な色になります。この色はユーカリの葉のようなブルー・グリーンや遠景の丘などにも柔軟に適応できます。人物画家にとってもこの色は、織物や人工的に作られた物質の色を表すのに最適です。

    この色と、もっと深く緑がかったサザンオーシャン・ブルーとの比較は非常に面白く、双方の色はお互いに助け合っています。そしてどのような混色の際にもどちらかの選択が選べます。例えば、両方の色にアンブリーチ・チタンを混ぜると、コバルト・ターコイズでは、嵐の際の雲や水面などのとても柔らかいブルー・グレーの色を作り出すことができ、サザンオーシャン・ブルーの場合は一般的に見られないような色を作り出します。反対に、コバルト・ティールとコバルト・ターコイズを混ぜると、とても美しいターコイズを作り出すのに対して、サザンオーシャン・ブルーの混色は、スキューバー・ダイバーや魚のバックの海の色などによく見られる、とても幅の広い海の色を作り出します。コバルト・ターコイズとサザンオーシャン・ブルーの比較では、コバルト・ターコイズは柔らかい中間色を作り出すのに対し、サザンオーシャン・ブルーは、ダイナミックで深く鮮やかな色を作り出します。

    コバルト・ターコイズは、ランドスケープの画家にとって、とても利用価値のある色です。アンブリーチ・チタンとの混色ではとても柔らかいブルーを作り、スキーや1日の終わりの色味を作り出すことができます。オーストラリアン・サーモン・ガムと混ぜることによって、風化してしまった木やガム・トゥリーなどの薄暗いグレーを作り出し、トランスパレント・イエロー・オキサイドと混ぜることで、とても柔らかい自然なグリーンを、さらにはイソ・イエローとの混色では日の当たった葉などのグリーンを作り出すことができ、とても明るいサップ・グリーンを作る場合は、カドミウム・イエローと混ぜることで作れます。混色に関しては、今日新しい顔料がたくさん出てきていることもあるため、いろいろなテストをすることをお勧めします。これまでの伝統的な混色の方法は、昔の巨匠の作ったレシピであることが多く、その時代からはもうすでにかけ離れた量の新顔料が手に入るようになっています。このため、オレンジはグリーンを作る際にあまり思い浮かばない色かもしれませんが、明るいオレンジはグリーンを作る際にとても良い選択とされています。これと同じことがこのコバルト・ターコイズにも言えます。バイオレットを作る際にコバルト・ターコイズは普通では考えないのですが、マティスローズ・マッダーと混ぜることで、とても美しく柔らかさを秘めたバイオレットを作り出すことができます。マティス・コバルト・ターコイズはアーティストに素敵なサプライズをたくさん与えてくれる色です。 

    下記の商品とサイズでご利用いただけます。

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