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セルリアン・ブルー

    • 化学物質の概要: コバルト、アルミニウム、クロムの酸化物

    • 顔料番号: PB36

    • 耐光性評価: ASTM I

    • 顔料の不透明度: 半透明

    • 顔料の不透明度:半透明

    • シリーズ4

    セルリアン・ブルーは、ラテン語で「スカイ・ブルー」という意味です。この名前は1860年にこの顔料につけられたのですが、実際にはその五十五年も前に開発されていました。それは、アーティストにとって空の青がとても大切だということに、科学者たちが気づかなかったからです。1860年に発売されたと同時にとても人気の色となりました。この色は耐光性がとても高く 、上位のチタンホワイトやクロミウム・グリーン・オキサイドに次いで、3位から4位との信頼を受けていました。なぜならこの色は、コバルト化合物で保存性が高かったのです。20世紀中頃には、持続性がほぼ同等のクロミウム版のセルリアン・ブルーが開発され、マティスでは、その顔料をセルリアン・ブルーに使っています。 

    クロミウムは、非常に面白い元素なのです。殆どの金属はシルバー・グレーか色を持たない化合物なのに対して、銅と同じようにクロミウムは例外的な金属元素と言えます。銅は古くから色を利用していますが、クロミウムは18世紀まで待たなければなりませんでした。中国では2000年前に矢の先を固くするために使われたり、古代ではルビーの赤を称賛したりされました。この赤色はクロミウムの不純物から出る色です。しかしながら、この硬さや、珍しさからクロミウムは、産業革命まで理解されることなく使われることはありませんでした。1760年に赤色として初めて使われた時は、鉛に結合された鉱石が見つかったため、鉛の化合物でした。そしてそれから40年経って金属は分離されて、20世紀の初めに、その特性を鉄と合金させる事でステンレススチールができました。電気メッキで輝くクロームの表面を持つ商品は、1920年代を代表します。その間、アーティストたちは、19世紀中頃からビリジアンなどの顔料の恩恵を受けており、そしてついにこの美しいセルリアン・ブルーの恩恵も受けるようになりました。 

    セルリアン・ブルーは、古代に使われていたが、持続性には乏しかったアズライトに似ています。チューブから出した色は暗めの色なのですが、オーストラリアン・スカイ・ブルーを少し混ぜるだけで大体満足のいく色になります。空の色は、年間を通して、1日を通して、気候によっても非常に幅の広い色を見せてくれますので、この方法の混色が正解というものはありません。しかし目安としてセルリアン・ブルーやオーストラリアン・スカイ・ブルーを多めに混ぜ、少量のウルトラマリン・ブルーやコバルト・ブルーを混ぜると、透明感のある空、特に日中の空の色を作り出すことができます。 

    ランドスケープの作品で、空と緑が多い場合もセルリアン・ブルーは適した色の選択になります。セルリアン・ブルーとトランスパレント・イエロー・オキサイドを混ぜたグリーンは、昔の巨匠たちが羨むような、とても重宝される色で、高い保存性を持っています。緑はこの色が作り出す素晴らしい色の序章でしかありません。カドミウム・オレンジと混ぜることで、煙のような中間のグレーが作れ、ベネチアン・レッドと混ぜると、非常に繊細で深い藤色が作れます。または、コバルト・ティールやアクア・グリーン、マティス・エメラルドと混ぜて、深く暗いターコイズ色を作ることができます。セルリアン・ブルーは本当にアーティストにとってありがたい色です。 

    下記の商品とサイズでご利用いただけます。

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