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バーントシェンナ

    • 化学物質の概要:合成および天然の酸化鉄

    • 顔料番号: PBr7 PR101

    • 耐光性評価: ASTM I

    • 顔料の不透明度: 透明

    • 絵の具の不透明度: 半透明

    • シリーズ1

    バーント・シェンナの顔料が、初めに作られたのがいつかははっきりわかりません。それはイタリアで起こって、ルネッサンス時代には確立していました。アース・カラーの起源は古代のものと思いがちですが、これらはイエロー、レッド、ブラウン・オキサイドに限られています。バーントと付くアース・カラーはもっと最近のものです。この500年の間にこれらの色が基準となったのです。ローマ時代にロー・シェンナの沈殿物で作られたバーント・シェンナは、質の悪いイエローと思われており、比較的少量が作られていました。しかし、バーント・シェンナの人気は、その必要性を増大し、1940年にやっと使い果たしてしまい、サーディニア等、シチリア、そしてアメリカがこの色の主な産地となりました。そして採掘されたロー・シェンナの80%がバーント・シェンナを作るようになりました。 

    バーント・シェンナの色を作るには、炉でロー・シェンナをゆっくり焼きます。ロー・シェンナの中の酸化鉄が水酸化物となって、焙煎工程が分子から酸化物だけが残るまで水を追いやります。顔料の製造は、化学でもありアートでもあるのです。オーブンの温度や時間を変えることで、腕のある顔料製造者は幅の広い明るいオレンジから赤味の多いオレンジ・ブラウンのバーント・シェンナの色を作り出します。 

    ここで使われる温度はそれほど高くありません。ロー・シェンナは200度で数分経つと目に見えて色を変えていきます。マティスのバーント・シェンナはとても美しいアンダートーンを持っています。このきらめきは、少量のトランスパレント・レッド・オキサイドからきています。

      

    この色は、初めて作られた時からすべての伝統的なテクニックで人気となりました。アーティストは、温かみを帯びた肌の色を作る際に最適であることを発見するでしょう。人物画を描くアーティストにとっては必需品の色と言えます。風景画家にとっても素朴な濃いグリーンを作るのに最適であることに気が付く事でしょう。最近では、色味が似ていることからトランスパレント・レッド・オキサイドと競い合っていますが、この2色は補色的な役割を持っており、この2色を両方絵の具箱へ入れていたとしても、それぞれの違った必要性に喜びを覚える事でしょう。 

    バーント・シェンナは暖かな中間のブラウンを作る基準になります。バーント・シェンナはレッド・オキサイドよりもブラウンで、暗いオレンジ色です。これはチタン・ホワイトを混ぜると非常によくわかります。人物画で赤毛の髪を描く時にはバーント・シェンナを使います。バーント・シェンナは透明なレッドとの混色で良い働きをします。プライマリー・レッドと混ぜて、火のようなアンダートーンを持った皮のような色を作ります。これらの色は素晴らしいのですが、この色の大きな特徴は、いろいろな混色に少しだけ混ぜることで柔らかく、自然な色に仕上げる事です。緑を柔らかく、肌の色を暖かく、風景画のアース・カラーにも影響を与えます。この色の人気はこれから、何白年もの間続くという能力を持った色です。

      


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